「2018/10/13ヘルベルト・ブロムシュテット」喫茶茶会記店主筆
20181111

毎年、ザルツブルクやウィーンに鑑賞旅行をされている常連様がたまたま
連れていってくれた会は凄まじいものであり、今でも記憶に残っている。
このようなことは時間的推移で変動するので約一か月後の現在にこの文章を書いた。
人生を感じる凛とした風合いのブロムシュテットの音。
騎士・ライナー・キュッヒルの気合に必死にくらいつくN響軍団
なんか演奏後はロックのコンサートのようであり、
大昔函館の拓銀ホールで見たストリートスライダースを喚起した。
何度も舞台袖からでてきたブロムシュテットに舞台下に感動したお客様が押し寄せて
拍手をしている。音楽的内容もさることながら「人生をありがとう」という
お客からのメッセージでもあるだろう。
普段地味目な風合いのNHKホール。クラシックの客もカッコいいなあと深く思ってしまった。

第1894回 定期公演 Aプログラム
2018年10月13日(土) 6:00pm
於 NHKホール

「友恵しづね 新作 "蓮葉の玉"(はちすばのたま)〜 静かにじっくりとした時間を」喫茶茶会記店主筆
20181107



今日(こんにち)、舞踏が脚光を浴びているが。ずっと前から営みを続けいている白桃房のことを
昔から知っていて、茶会記でも加賀谷さんが活躍してくださっている。
深い時間。深いひととき。
営々と流れる風合いを感じる。演奏者の石川さんと中村さんも茶会記でお世話になっている。
わたくしごとで恐縮だが、今度胃痛になったら処方することにする。

「イベントエリア・Grundig BOX230(初期)の実装」喫茶茶会記店主筆
20181107

イベントエリアのスピーカーを切り替える。
どんどん時代的には退行していく
恐縮であるが、おおむね関係者はこんな感じに付き合わされる・・。





「茅ヶ崎の光」喫茶茶会記店主筆
20191031

わずかな時間だが特急モードで茅ヶ崎の最強女子の下に参る



















「出汁だしと本質」喫茶茶会記店主筆
20181025

第四水曜日に繰り広げられている。大藏千虎主宰「笑い伝承」。
今回は出汁である鰹節についての稀有な講義があり大いに興味をひいた。

ジャズ批評でも書かれている文筆の豊田葵さんから
かつて「藝術とは人を騙す術(すべ)なのよ」とお聴きして
力を持つエレガントで妖艶な香りを感じた記憶がある。
そう、藝術はよく表層で語られる。それはその通りだ。

ただし、わたしの場合は表層と内層をバッサリと区分けしたいと考えている。
ここでの内層とは本質を意味する。
本質をわかりやすくモデリングするとそれは出汁である。
出汁そのもの。それ自体を直接受容してもそんなに響かない。
だからわかりにくい。
故に、徹底的に出汁そのものを追及することは大切なことだと思う。
さらにそこをつきつめると味の概念を超える
もっと倫理的なことにたどり着くのだと思う。


土岐山協子さんのお話はそんな感じも漂わす。


photo by Eri Nukui
「レオナダスト 2018/10」喫茶茶会記店主筆
20181022

先日実施されたタップダンス・レオナ、林栄一、瀬尾孝志のライブ後での一コマ。
レオナダスト量が以前より少なくなっていることは実演のクオリティとは比例しない。
やはり月並みだが、拍手の音量と比例しているのである。




こんなレオナダスト日記も書いていた。
http://gekkasha.jugem.jp/?eid=955432
「新百合ヶ丘 ジャズ喫茶 Lost and Found ミストレス降臨イベント 11/3 20:00 於 祐天寺 KISSA BOSSA UMINEKO
20181018

喫茶茶会記より1年早く開店したLost and Found
当時ジャズ喫茶は衰退期でありネットでもいろいろと各店舗をターゲットに揶揄されていた時期でもある。
震災後ジャズ喫茶のフリーダムな雰囲気が認知されてきて、復興きざしが見えて、現在に至っているという感がある。
茶会記も2007年開業なので当時の「ジャズ喫茶」のシビアさを存分に認知している。
Lost and Found 元皿廻師!の鹿島さん(旧姓 馬場ちゃん)は様々な信奉者や敵対者が
沢山いて話題に事欠かなかった。無論、茶会記とも対峙したこともある。笑
今はよきライバルでありかけがえのない盟友だ。
私でさえ焦っていて鹿島さんは私より若いのによく闘っていたとも考える。
あの重圧は経験者でないとわかりづらい。

2018/11/3 17:00より鹿島さんが皿廻しを祐天寺のUminekoで行われる本会。
私は20:00迄いる貸切組。いきなり満員なので後夜祭ということで本イベントとして拡張された。
是非、過去のジャズ喫茶の風合いを満喫されればと思う。





以下  L&F 鹿島さんより

皆さん、こんにちは

人呼んで「ジャズ喫茶界の落武者」新百合ヶ丘の元ミストレスです。
元過激派なので横浜の爆音族アジトに苗字を変えて潜伏中でしたが
13年来の知人である中村大祐くんが祐天寺にお店を開いたと聞き、
度々出没していたら目撃情報が相次いであっさり正体がバレました。

この度、ウミネコ中村くんからのご厚意と
盟友「喫茶茶会記」福地さんからの力強い後押しを受け、
7年半ぶりに皆さんの前で皿を廻すことを、決意しました。
応援してくださったお二人には心より感謝を申し上げます。

おかげさまで、17時〜20時の貸切イベントは
告知前に20席、満席のご予約をいただきました。
こんなに際物好きがいらっしゃることに驚きですが、
現在はキャンセル待ちとなっております。
そんなわけで、調子に乗ってそのまま
閉店時間まで廻しちゃうよ!という話になりました。

Lost and Found は
70〜80年代の 迷盤・珍盤・奇盤・駄盤の 鋭意蒐集店でした。
今回のイベントも 昔と変わらず "あの" コンセプトで実施します。
そのため 貸切イベントのご参加者の中には久々に3時間も珍盤を
延々聴かされ8時前には逃げ帰る方が続出すると予想しています。
そんなのお構いなしに、閉店まで容赦なしに ブッ込み続けます。
そんなミストレスの「お毒」に耐えられそうな勇敢な方は8時に
ご来場ください。お待ちしております。

私は自分の「お毒」で自家中毒を起こし4年で引退しましたが、
今回は1日だけなので、たぶん大丈夫だと思います。

ちなみに私は、顎変形症の治療のため来年と再来年の2回
大学病院で顎骨を5分割する形成外科手術を控えています。
おそらく今回が、最初で最後のイベントになると思います。

11月3日。レコードの日。午後8時。
祐天寺でお会いいたしましょう。


鹿島(馬場)美希子
「Blue Pearl - JAZZ喫茶の淡い記憶- Bud Powell」喫茶茶会記店主筆
20181012

初秋を迎えるときは特にバドパウエルが深く染みわたる
Blue Pearlの黄昏た曲想やテーマは例えば秋吉敏子のロングイエローロードにも引き継がれていると思うし
わたしが大好きな演奏家の曲シダーウォルトンのホリーランドにしてもデュークジョーダンのジョードゥーに
してもそのような感慨がある。
奏法においてとかくパウエル継承の話題が語られるが、曲想においても然りなのだと思料する。

かつて雨の降る寂れたジャズ喫茶でこの風合いを感じていて
それが今のわたしを形成している。



2011/4/23 北海道北斗市 にて
「バターナッツ・スープとグルメブーム」喫茶茶会記店主筆
20181002

先日の嵐前の朝、近所の須賀町にて知的ワイルド、リスペクトしている方が野菜を出店しているといことで
行ってみた。町内会の方と溶け込んでいて流石と思った。
悔しくなり、バターナッツを購入し、わたしも普段やらないことをやろうと奮起する。
かつてグルメブームが跋扈した際への反駁の姿勢が今でもあるのだが
そもそも綜合藝術を標榜しているのだから料理芸術は看過できない。

上出来の風合。


期間限定で夜のお通しでお出しする。

「木村由-片岡文明 = ジャズ喫茶選曲とダンスの対等的セッションの初演」喫茶茶会記店主筆
20180926

音楽ファンは元来音そのものを聴きたいので視覚的要素との距離感覚を考える。
ともすれば私であれば一切の視覚的要素を排除することもある。

例えば暗くにしてマッキントッシュのブルーアイズパワーメーターのみしたい衝動に駆られる。


とはいえマニアは現金でありジャケデザインにはとことん拘ったりする例もある。

喫茶茶会記も源流はジャズ喫茶の系譜にあり極力視覚的要素を回避する意識で始まった。
私が関係していた渋谷のジャズ喫茶の影響である。


ところが開店後、ふとしたことがあって視覚的要素を入れることになる。
視覚的要素との連動はとかく商業的側面が多い。
わたしの仲間からもその点において様々な指摘を受けつつ現在に至っている。

本イベントはそんな茶会記にとってヒストリカルなイベントということになる。


今日の綜合藝術・茶会記を支えてくれている木村由と
茶会記の本来的ルーツを体現してくれる片岡文明の選曲とのコラボレーション。



photo by Junko Iwasaki (深夜廟にて)


photo by Yu kimura



ジャズ喫茶の選曲とダンスの"対等的セッション"は私の範疇ではかつてないと思う。

ダンスが絡むと概ねどちらかが主になり従になるのが通例だ。

生演奏での"対等的セッション"。において木村由は
どのダンサーより場数を経験していると、私は確信している。

ただ今回の相手は生身ではなくオーディオとCDの音のみなので少々の心配があった。
ところがそれは杞憂に終わる。

片岡文明氏の真摯な音の構成に感動する。
第一級のコレクターがここまで編集するのかというダンサーに響く展開。
類型的な展開ではなく凄く禁欲的・あるいは空虚的でありつつ
初期のフリーインプロビゼーションの名演で連ねることにより強度を確保している。


木村由とパートナーの太田氏は滅多にすることがない私が設えたセットを
「自由にかえてくださいね」と申したら
「いやこれでいきましょう」と即断された。
投光器を持ち込まれていて万難の体制で臨んでいたのに。
下から放たれる光は影を生む。影コントロールを司ることができる真正のダンサー。
どのような音源が飛んできても木村由であれば対応可能である。
私の設えは上からの灯りなのでダンサーは微細なる影を武器にするよりない。
それはわたしの原理主義的本音の表出でもある。


photo by Maroomi Hosoda

想定外の設定に毅然と立ち向かう木村由に身震いを覚えた。

かつ七変化・自在な風合い。
ジャズ喫茶の女店主風の衣装と音の時代背景とマッチングした前衛的な表現は
音と同じで古さを感じない今日的普遍性を感じる。

ジャズ喫茶の強度と総合芸術の要諦の壮麗で異例な配色は今年のメインイベントの一つになる。

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