「茶の夢」喫茶茶会記店主筆
20180918

喫茶茶会記・中国茶会を主宰する佐藤さんより
素晴らしい文章を紹介していただいた。
周 渝「茶の心」。
成程、茶は呼吸をしていて例えば風雅で妙香な大陸の空気や
季節を感じ取っていてそれが茶師によって見事に復元される。
茶を嗜むことにより旅以上の旅が可能なこともあるのかもしれない。

濁りのない漢と和の差異性についての論考もさわやかである。
漢=「典範的」=「万物変転」、和=「規範的」=「一貫性」
とざっくりと捉えさせて頂いた。
どちらも利点と弱点がある。
和は裏切ることのない不屈の精神性があるが頑固で権威主義に陥りやすい
漢は壮麗な典範と時代に合わせた多様性があるが、時の集団心理に翻弄されやすい。

漢と和のかけがえのない融合がすべての茶的な夢になり素晴らしいなにかを齎すのだろう。

このようなことを喚起させてくれた周 渝「茶の心」の粋な小文は
天心の茶の本を個人的には凌駕していると思料する。


喫茶茶会記は珈琲主体。
利休が今の混沌とした時代に生きていたらこんなことをしているのかなと
思っている。ある種、別ヴァージョンの茶の夢になる。



中国茶会 於喫茶茶会記 佐藤氏






とんぼの本
中国茶と茶館の旅
平野 久美子/布目 潮〓/周 渝【著】《チョウ/ユー》

「simple field 」http://www.modalbeats.com/simple-field/ 2005/1 last updated 喫茶茶会記店主筆


抜け殻のやうな美。空虚の美。

http://www.modalbeats.com/simple-field/
「Ibuki Kuramochi vol.2 photo by david palmer -steely dan!」喫茶茶会記店主筆
201809011

世界で活躍されているIbuki Kuramochiさんが下見にきてくれた。
このフライヤーの写真はなんとスティーリー・ダンのデビッドパーマー氏によるもの。
公式HPにもIbukiさんが。
https://www.davidpalmerimages.com/

吃驚してしまう。
いろいろと仕掛けを持っているIbuki女史。同年のダンス・川村美紀子氏と位相が合いそうだ。



(本公演)
2018/10/7(sun) -黒蜥蜴- Ibuki Kuramochi(BUTOH Painting) Noki Kita(violin) Andre van Rensburg(shakuhachiGuitar) door 3500yen adv 3000yen 18:30 open 19:00 start

(リーダー初演)
2016/6/19(sun)Ibuki Kuramochi presents -九泉- Ahunrupar アフンルパル- 19:00 open 19:00 start 2500+drink
「新しい前衛の地平への序曲」喫茶茶会記店主筆
20180911

たまにジャズフェスのチラシが送られてくる。
いまだに送る担当者の顔が見えない。
もはや否定的にも思っていない。
データベースをもとにおくっているのか。
よくわからない。


伝統的な十把一絡げ的な手法は
「ジャズフェス」に相応しく整合性がとれている。



"be back hi-school"

photo by akihiko matsuhi


「助成金等について」喫茶茶会記店主筆
20180904

懇意にさせてもらっているカフェのマスターからきいた楽しい話である。
山奥でアクティビスト系の一派が数日間かイベントをやっていて
そこに通りかかった樵(きこり)風の男をイベントに誘い
多いに盛り上がった。ある日礼節のあるその一派に樵風の男は
自分が山の主であることを語り、山の一部譲渡したという。

国とか助成金とかそのような「関係者」が存在しないアジール的領域での実践は
表現の強度の減退を抑止する。

とてつもない感動というものは表現のみならず、一連の所作も含まれる。
それが大きな力になるのだが稀なよい例なのかもしれない。

Never let me go 〜カズオ・イシグロ 〜 のお父様について「総説:石黒鎮雄博士の業績─観測機器・実験装置の開発とアナログコンピューティングによる海洋現象解明のパイオニア─ 小栗一将」喫茶茶会記店主筆
20180831

茶会記創業前からの友人であるJAMSTEC小栗一将さんが透徹な論文をまとめられた。



思いを馳せる。

http://kaiyo-gakkai.jp/jos/publications/uminokenkyu
http://kaiyo-gakkai.jp/jos/uminokenkyu/vol27/27-5/27-5-02Oguri.pdf
「p.minorルートで恩田晃をカセットで聴く前衛的風体(ふうてい)」喫茶茶会記店主筆
20180829

たまには前衛的儀式を行ってみたりする。
すべてはその様相はフィルムに撮られているような妄想に駆られ、私も出演者である。
茶会記のカセットデッキがほくそ笑んでいる。





p.minor
「”瞬間的夜"  - Atachitachi (飯森沙百合 西山友貴) - の壮麗性」喫茶茶会記店主筆
20180828

瞬間的夜と。






「深夜の質感の中で(喫茶茶会記での録音) Cyclical / Mizuki Miura, bandoneon SOLO Kaori Okubo 2018 / kaori okubo」喫茶茶会記店主筆
20180827

先日にわたり、茶会記で録音された音源を演奏各位がお持ちになられた。
夜の深夜の質感、動力音も少なく、完全密閉の場における業界臭も極めて少ない。
深夜廟の沿革尾も持つ、深く静謐な四谷の丑三つ時に録られた2枚


Cyclical / Mizuki Miura
https://toninsel.jimdo.com/
サクソフォンの新たなる地平。回想と未来と心の安寧と


bandoneon SOLO Kaori Okubo 2018 / kaori okubo
http://www.kaoneon.com/
たった一人の深夜録音、オリジナル主体。一人になれるバンドネオン。


「父と暮せば 2018 進化する伝統」喫茶茶会記店主筆
20180822


2008年度より続いている有志の会「父と暮せば」。
有志の会とは故西本裕行さんを囲む会ともいえる。
2015年の春に西本さんが亡くなられ、公演が危ぶまれたが
有志の会の頭脳・河田園子の気合の演出により、吉田直子一人で実演した。
当初、本会はこれで終焉を迎えるのだと嘆いてたところ
不屈の精神で現在に至っている。
吉田直子一人ヴァージョンでは今回三回目である。
このような経緯のみで当事者的に感動してしまい透徹な審美眼が損なわれる。

無論、まったくそのような経緯を知らない方も多い。
ほとんど脚本をかえずとも類型に陥らない常に鮮度をもった実演
今回は天気もあったかたと思うが、沢山のお客様が感動されていた。
西本さんのスピリットを有志の会が継承している証憑である。



数々の回想が思い出される。

茶会記スタッフの本田万里子(Hikki)の感想を添えて

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井上ひさし原作「父と暮せば」千秋楽。
有志の会からなる十年もの歳月のある戯曲公演。会場となる茶会記が出来立ての頃よりずっと。私は全公演三日間の内、週末の二日だけのお手伝いに成りましたが本当に代えがたい体験であり、日常を呑気に過ごしては受けとれない程の感激がありました。

言葉にすれば陳腐で。観覧した後は流れ出た鼻や涙を止めようと、その行為に集中して感受した物を言葉に変えるのを止めるよう意識しました。そうしないと心が落ち着けられなかった。

家族、父、好きな人、日常、広島、原爆、哀しみ、遣る瀬無さ、怒号、思い遣り、愛、継いてきた物、語ってゆく事、時代。
人にはいつか別れがある。が、それらは必然で、今の私達が続けて行かなければ成らぬ(と断言出来る)ものは必ず在る。そう思いました。
物語と現実のものが織り重なり。一人芝居の主演の直子さんが舞台に凛々しく立ったその姿に、視線を向けられなかったけれど、心からエールの気持ちが込み上げた。

満席でお断りの方も出ていたのに無理矢理観ろ‼︎と言ってくれたうちの店主と、快諾して下さった有志の会の皆様、演出の園子さん、有難う御座いました。観れて本当に善かったです。

今年は平成最後の夏です。
何やらもう追えない程の様々が錯綜する今。
私は年を老いて行っても同時代性を代わる代わる持ち続けよう。その旅。その旅。と。
長くなりました。
「父と暮せば」公演は今後も茶会記で上演されます。是非夏の日に一度御観覧下さいませ。茶会記での今年の上演は終演です。あしからず。


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2014/8/19 西本裕行、吉田直子

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