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「よい氷山の一角」
20101119


ニュース等の論評の中でよく「氷山の一角」という
言葉が利用される。
総じて悪事について利用されるケースが多いが
良きこと=/人間の美的蓄積にも適用されるものだとわたしは考える。

海上から見える部分が人間の美的蓄積の表層と想定する。
氷山は大きくなければ浮力がつかない。
あまり有名になりたがらない・もしくは有名になりたいのにPR力のない
実力者は膨大な体積を誇るが海上から見るとしょぼかったりする。

一方、体積は小さいもののPR力に長ける氷山は見栄えがよかったりする。
※PR力を氷山が養えるわけはないのだが 笑

人間もそんなもんだと思っている。

新宿ゴールデン街の「シラムレン」オーナー・大塚さんの個展を現在
茶会記で実施している。




わたしが知らない分野の人が続々支援者としてお越しになる。
まったくもって海の中に沈潜する比重の高く黒々とした
氷の群れのようだ。
こういう方々と接していると海上に浮かんでいるだけで恥ずかしさを
感じてしまったりもするが、そこはバランスである。

海上に滅多に現れることのないような氷山の一例が下記アルバムである。

大野三平 Miki



Double Playという曲の演奏に痺れる。
いまや有名なルーファスリードの誘いで録音した自費製作の内容であるとのこと。
レコード会社からの誘いは皆無である。
このような味のあるコンテキストがあるからこそ
裏切ることのない慈愛が醸成されるのだ。


ルーファスを初めて知ったのが寺島靖国氏の著作である。
寺島氏は形而上、形而下、それぞれに蓄積が多くあるが
いまや形而下・すなわち海面上での話題が顕著である。

氏にはかつて先のルーファス等マイナーミュージシャンや
ウェストコースト、誰でも読める粋な寸評やエッセイを伝播させた
形而上的ともいえる実績がある。
わたしはそこにたまにだけど焦点をあわせている。





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