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「原宿・ボロンテールの思い出と温かいジャズ」
20110215



先週、カリグラファーの相田英子さんから
「原宿・ボロンテールが来週で終わってしまうから行きなさい」という御達しをいただき、
ヴァレンタイン、雪降る月曜日の夜に到着した。
今回も久々だったし、バータイムのボロンさんへは今回も含めて2回しか行っていない。
それなのにママはわたしの名前を覚えてくれていて感動した。
ママがおぼえてくれている理由は
喫茶茶会記は、もはやジャズ喫茶とはいえない店なのだけれど
茶会記の前身でジャズ喫茶の広告代理店もされていた
「音の隠れ家」中山さんとの関係から
わたしが憧れているジャズ喫茶店主各位が茶会記にお越しになられた経緯があり、
坂之上ママもそのお一人なのだ。
少なからずジャズ喫茶の歴史を概ね理解しているつもりの私にとって
新宿・渋谷系ジャズ喫茶店主グループ紅一点・坂之上さんへの
礼節はジャズ喫茶界の暗黙の掟なのである。

「夜のボロンはチャージが高いので無理しなくていいよ」

坂之上さんのわたしへの常套句でありハートウォームな気分になる。
今回は飲み放題でもあり、御店の運びかたも観察して勉強もさせてもらった。

このごろはジャズ批評からも消えてしまった
和田誠さんのイラストを久しぶりに大きくみることができた。
超メジャーな村上春樹さんには迎合したくないのだけれど
わたしにとって等身大のジャズの原風景が和田さんの作風にあるような気がする。

雪のヴァレンタインの思い出
わたしにとって深い思い出になると思う。

昔、宇田川町のジャズビデオ喫茶「Swing」に通いつめていた
時代を思い出した。
今わたしは自宅でジャズビデオを見ている。
過去の記憶が蘇る。
「Swing」オーナーの宮沢さんと渋谷のパチンコ店に行った記憶。
渋谷109のライトに照らされた雪の記憶。

今度、風邪でもひいたら一日中、牛乳とポテトチップを
いただきながらジャズビデオを見よう。
そういう気持ちになっていれば風邪もひかないかもしれない。

渋谷のJBSのマスターにも今週ボロンさんが終わる旨をお伝えしたら
マスターも行かれるとのこと。
JBSの小林マスターは新宿・ツイーターや神保町・アディロンダック
にはランチで行かれるのだけど滅多に余所へは
行かない。それ故に新鮮な気持ちになる。

ボロンテールはどこかで復活するかもしれないが
明治通りのあの場所には戻ってこない。

2011/2/14 雪の思い出。ボロンの看板へ降り注いでいた
みぞれ雪への心象はわたしの財産の一つである。